6月20日(土)、21日(日)の2日間、早稲田大学小野記念講堂(27号館地下2階)において、『能楽学会第14回大会』が行われる。詳細は以下の通り。
[第一日目・20日(土)]は、13時より研究発表、①「室町時代の謡の記譜法と吟─早歌との比較から─」丹羽幸江氏、②「地拍子の古態─早歌からの継承─」高桑いづみ氏、③「『教』アイの変遷考─妙庵本『野宮』『井筒』の注記を手がかりとして─」戸田健太郎氏、④「花と武装と稚児─観世長俊の能『岡崎』をめぐって─」鵜澤瑞希氏。
[第二日目・21日(日)]は、10時より研究発表、①「将軍家と世阿弥作能」和田吉晴氏、②「遊行僧が登場する世阿弥周辺の幽霊能の劇構造─足利将軍家文化圏に求められた能の趣向─」重田みち氏、③「国語教科書と能楽」佐藤和道氏。休憩をはさみ、13時からシンポジウム〈能の宗教的環境〉。落合博志氏からの趣旨説明の後、講演①「中世神道と能」伊藤聡氏、②「中世思想の転回と能」末木文美士氏。15時05分から発表①「宗教的身体観と能─金春禅竹を中心として」高橋悠介氏、②「翁の宗教的性格」松岡心平氏の後、16時10分から全体討議が行われる。
入場は無料(事前申込み不要)※両日とも、発表開始30分前から受付。
問合せ=能楽学会(早稲田大学坪内博士記念演劇博物館内)
☎03─3208─0325
nohgaku.jim@gmail.com